Food Pairing
マルセイユ & プロバンス 食文化発見
フランス三大都市の一つに数えられるマルセイユ。一般的には美食の街リヨンがフランス第2の都市と位置付けられていますが、人口だけを見るならば、実はマルセイユはフランス第2の都市。諸事情でイースターの週に、事実上のフランス第2の都市であるマルセイユに滞在。久しぶりの南仏。ということで、2022年夏の「美食の街リヨンに見るフランスチーズ」に続き、マルセイユ、プロバンスでの食の備忘録。地中海沿いということで(フランス内地ほどにはチーズ生産は盛んではありません)、あえてチーズに限らずご当地の食文化全般について。予想を遥かに超えるレベルで色々と感動もしました。なんといっても太陽が眩しかったです!
伝統農産物とは?(丹波篠山産黒豆編)
ヨーロッパのチーズ業界は、12月半ばにもなると業界全体が驚異的な忙しさ。Cheesemas (チーズマス)という言葉さえ存在します。そんなこんなで、これまで12月に日本へ帰省するなど考えられなかったのですが、今回は日本の家族の止むを得ない諸事情で12月の半ばに日本へ無理矢理弾丸帰省することになりました。なんと、日本の師走は10年振り!!その家族の諸事情のお陰で、生まれて初めて姫路市に行く機会があり、せっかく姫路市まで来たからには・・・と、かつてより訪れてみたかった丹波篠山市まで足を伸ばしてみました。色んな意味で予想以上に感動。自分がなぜ、こんなにもチーズという食べ物に惹かれてしまったのか?その答えの一つまでもが、見えた気がしました。
コロナとクリスマスとニューライフ
12月の第一土曜日。この日は、毎年当然のように、一年の〆としてロンドンでクリスマスチーズ会を開催していました。もはや、そんなことができていた事実さえ、ちょっと信じ難いと感じる2020年の12月第一土曜日。2016年から、毎年開催していたチーズクリスマス会を開催できないのは、やはり寂しさを感じてしまいます。とはいっても、2回のロックダウンを乗り越えた(??)イギリスは社会が新機能で動き出し、ちょっとしたワクワク感があるのも事実。いやいや、すぐにやってくる、EU離脱(実はコロナよりこちらの方が恐怖・・・)。世界が一変してしまった2020年の12月の第一土曜日。クリスマスチーズ会を開催する代わりに、この場で2020年という年そのもの、そして、これまでのクリスマスチーズ会に対する思いを巡らせてみました。クリスマス時に好評をいただいていたCulture & Culture のクリスマスフルーツケーキもレシピ公開(本記事末尾)!今年もクリスマスチーズ会のためにフルーツケーキを焼きたかったなぁというのが本音ではあるのですが・・・
Bordeaux after Lockdown – ロックダウン後のフランスボルドー:コロナと共に生きる
やっと、フランスとイギリスの間の行き来も当面は自由に!その公式発表があったのは、予約していたフランスボルドー行き航空チケット搭乗予定日6日前。行くべきかどうか?悩みに悩んだ末、予定通り、フランスボルドー地方で丸1週間、過ごしてきました。実は、昨年も同じ時期にこの地域で過ごしました。なぜまた、こんなご時世にわざわざ同じ地域へ?理由を簡潔にまとめれば・・・ フランスでもトップのワイン生産地ゆえ、この地を原産とするチーズは皆無(これはフランスでは本当に稀)。ご当地チーズがあるとどうしても、気持ちはチーズへ向いてしまう性分なので、バケーションという意味では理想の目的地 12〜15世紀はイングランド支配だった名残(??)と、ワイン貿易が経済の中心であるため、英語が通じやすく、フランス語が全くダメな人間にとってはリラックス度が高い この時期は、確実に暑く、太陽が眩しい。ビーチもあり、日本レベルの暑い夏を楽しむことができる上、朝夕は確実に涼しく過ごしやすい ボルドーワインといえば、フランスでも生産量はトップ。現地へ行けば、見渡す限り、葡萄畑。雄大でシンプルな景色は一日眺めていても飽きることなく、自然の恵みに心の底から感謝したくなる。心の洗濯には理想的な環境 フランス語カタコトのイギリス人(つまり我夫 )、中学1年生の娘、小学4年生の息子とフランス語ゼロの日本人女性のロックダウン解除直後のフランスボルドー滞在。日本に簡単には帰省できない今、ヨーロッパ旅行へ出るべきかどうか悩んでいる在英日本人の皆様の参考になれば幸いです。この異常な世界状況の中で、ヨーロッパ旅行をお勧めするためのものでは決してありません。あくまでも参考までに。詳細次ページ。