ナショナルロックダウンから一年

ナショナルロックダウンに入って、早くも丸一年。あっという間だったような、長かったような・・・そして、まだロックダウン中だというこの厳しい現実。この一年がどんな一年だったのか?人それぞれ、置かれた状況によって受け止め方も違うけれど、イギリスで生活している人たちであれば、共通しているのはとにかく「食」について考えることが多かったということではないでしょうか?おうち生活で手っ取り早く楽しみを見つけることができる「食」ですが、危機感を一番に感じるのも「食」。ちょうど一年前の今頃、スーパーの棚が全て空っぽになり、小麦粉やパスタ類が全く買えなくなりました。その傍らでミルクや生ビールが廃棄され、アルチザンチーズメーカーさんの多くが大量の余剰チーズを在庫に抱え、かのセレブシェフが救済に乗り出しました。この想定外だった一年の間、イギリスは、EU離脱という爆弾ともいえるオマケつき。海外生活、イギリス生活を送りつつ、「食」に関わることを生業とする一人の日本人がこの想定外の一年で、どう変わり、何を学んだか・・・振り返ってみます。

Soul Food & Heritage – 心に福の栄養補給

コロナパンデミック、早くも一年。イギリスはまだロックダウン が続いていますがワクチン接種は着々と進んでいる模様。社会システムも様変わりしている中、最近、巷で流行るもの(?)・・・イギリスはどうやら中学生、高校生世代でMochi Ice なるものが大流行中!??大福も英語では「モチ」となってしまう。Lost in translation ですね。日本食文化では、お米を蒸してついたものが「餅」なのですが・・・

Cheese and Bread – チーズとパン

まだまだ続く、イギリスロックダウン、学校閉鎖つき。何もなくても、日照時間の短さ、そしてお天気の悪さでイギリス国民全体が鬱々としてしまう1月、2月。カフェもパブもレストランも営業停止で、毎日ほぼ家で過ごしているけれど、社会は何故か忙しく動いているという不思議な感覚。この状況を最大限に活かすことができるのは、パン作り。日常的にパンを作っていらっしゃる方はご存知の通り、一般家庭でのパン作りは、作業時間、仕事量はあまりなく、全工程の大部分は待ち時間。大切なのは酵母たちの働きのペースに、いかに自分の生活のリズムを合わせるかということ。いろんなお仕事でバタバタしていても、基本は家にいるロックダウンライフ、実はパン作りには、なかなか良い環境。この終わらないロックダウンのお陰で、個人的に目指していたパンの一つを安定的に作ることができるようなってしまいました。パンとチーズは切っても切り離せない仲ですが、実はパンとチーズ作りの原理はそっくり!今回はパンとチーズはどのように似ているか?サラリと解説。チーズの理論を知ると、自然とパン作りに応用できるのです。

The end of 2020 – unexpected gifts from lockdown(ロックダウンだったからこそ得られたもの)

コロナ、コロナ、未曾有、ロックダウン、お家生活、etc. そんな言葉が飛び交い続けた 2020年も終わりになりました。凄まじい一年、ジェットコースターに乗ったかのようだった一年。でも、今、命あり、健康に過ごせている人たちは、私生活ではきっと、半ばスローライフも強要された(?)感は否めないはず。怒り有り、涙有り、不安有り、たくさんのことを諦め、でも強要されたスローライフの中で小さな幸せに気付いたり・・・2021年は、きっと2020年よりも良い年になるはず!そう、世界のあらゆる人たちが2020年を経験したからこそ、2021年は2020年の経験をベースに行動できるはず。2020年の終わりにあたり、ロックダウンライフだったからこそ、個人的に発見、体験、そして学ぶ事ができた小さな幸せ、ポジティブなことまとめてみました。ロックダウンで迎える2021年も、こんな小さな幸せ見つけていきたいですね。

コロナとクリスマスとニューライフ

12月の第一土曜日。この日は、毎年当然のように、一年の〆としてロンドンでクリスマスチーズ会を開催していました。もはや、そんなことができていた事実さえ、ちょっと信じ難いと感じる2020年の12月第一土曜日。2016年から、毎年開催していたチーズクリスマス会を開催できないのは、やはり寂しさを感じてしまいます。とはいっても、2回のロックダウンを乗り越えた(??)イギリスは社会が新機能で動き出し、ちょっとしたワクワク感があるのも事実。いやいや、すぐにやってくる、EU離脱(実はコロナよりこちらの方が恐怖・・・)。世界が一変してしまった2020年の12月の第一土曜日。クリスマスチーズ会を開催する代わりに、この場で2020年という年そのもの、そして、これまでのクリスマスチーズ会に対する思いを巡らせてみました。クリスマス時に好評をいただいていたCulture & Culture のクリスマスフルーツケーキもレシピ公開(本記事末尾)!今年もクリスマスチーズ会のためにフルーツケーキを焼きたかったなぁというのが本音ではあるのですが・・・