チーズについて体系的に学ぶとは?

英国のチーズ教育機関である Academy of Cheese では認定トレーニングパートナーがそれぞれに独自の教授法で講座を開講しています。認定トレーニングパートナー企業機関のネットワークも世界に広がり多数存在します。Academy 本部が定めるコアのカリキュラムについては、どの機関も同じ内容を教授しているのですが、その他のプラスアルファについては、トレーニングパトナーの創造性により、それぞれに特徴があり学べる内容も違ってきます。Culture & Culture の特徴は当然ながら、まずは日本語で教授していること。教授内容も、日本人である受講生の皆さんがその後の英国ライフ、ヨーロッパライフの中で即、応用し毎日が楽しくなるようなチーズ豆知識に重点を置いています。受講生の皆さんが、スーパーやデリなどで用途に合わせ、自分好みのチーズを自信を持ってセレクトできるようになることを目指しています。独自の日本語教材も準備しています(これは元々翻訳家である強み!)。日本に生まれ、日本の食文化で育った方のための講座内容なのです。

オンラインコース、こんな雰囲気。当然ヨーロッパの地理とチーズの関連性もお伝えしつつ、ヨーロッパ旅行の楽しみを増やすコツまでもお伝えしています。

コアである必須カリキュラムの一つが、SATC (Systematic Approach to Tasting Cheese – 系統的テイスティング)といわれる、チーズのテイスティング法。食べることと、テイスティングは違います!そして、受講生の皆さんが、一番難しいと先入観を持ってしまうのもこのテイスティング。なぜ難しいと思うのか??それは、ほとんどの方が、チーズのテイスティングは初体験だからなのです。実は難しいものではないのです!人間、未体験のことは難しいと思ってしまうものなのですね(講師側の学び・・・)。テイスティングは経験を重ねるだけでみんなできるようになります。多くの方がゼロスタートで、単純に経験値を上げていくのみ!Academy ではそのプロセスと方法論を学ぶのです。そして、チーズとは何なのか?ということを理解し、世界にはどのようなチーズスタイルがあるのか?それはなぜ?ということを学ぶことで、自分のチーズの好みも見えてくるようになります。そうして、テイスティングの経験値が少し上がってくると、チーズに限らず、人間は何を「美味しい!」と思うのか?ということを自然と学ぶことになります。不思議なものです。そしてやがて・・・皆さんのチーズの好みが変化していきます。Culture & Culture のここ最近の講座では、まず、本格的なテイスティングに入る前の第一段階のテイスティング時、受講生の皆さんに3スタイルの中から、自身の好みのチーズを選んでいただきます。日本人の場合、最初は皆さんの好みは大体、同じ傾向にあります。でも、これが面白いくらいに変化していきます。みなさんの好みのチーズに個性が表れるようになります。2023年9月期は、2名の再受講生がいらっしゃいました。再受講生なので、ある程度、系統的テイスティングは経験済み。そして、このお二人のチーズの好みは最初から他の方々と明らかにに違っており、それぞれに個性も出ていました。
講座終了後、ある受講生からいただいたメッセージ・・・

私自身の味の好みはチーズ講座を受ける前と後では変化したように思います。奥深いチーズの世界を知ることができてとても嬉しいです。

講師としては、本当に嬉しいお言葉!!チーズの世界は奥深い!だから面白く、どこにでもチーズがあるイギリス、ヨーロッパでの日常ライフの中での楽しみが増えていくのです。2024年3月期、受講生募集スタートしています!!
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