Cheese and Food Pairing
チーズとお味噌 – 日本人のイギリス生活
ウクライナ紛争/戦争勃発により、イギリスから日本はまたもや遥か遠い国に……日本への一時帰国が困難になるのは致し方無いけれど、日本食もどきの安定確保は必須課題。どんなにチーズやパンが好きでも、日本で生まれ、日本で育ち、これまでの人生の3分の2程を日本で過ごした身としては、お米、お醤油、お味噌などが全くない生活は想像し難い(詳細はこちらの記事より)。「食の確保」とは、そもそものチーズの起源でもあり、人類は食糧確保のために動物の乳の加工を始めました。日々そんなことを語ることを生業としていると、いかにしてイギリスで日本食材を確保するか?考えずにはいられなくなるものです。チーズ知識を活かしたイギリスで日本食を作るための食材確保の知恵。人類の初心に戻り、ロジカルに考えてみる。チーズから得た知識が活きてきます!
Cheese and Bread – チーズとパン
まだまだ続く、イギリスロックダウン、学校閉鎖つき。何もなくても、日照時間の短さ、そしてお天気の悪さでイギリス国民全体が鬱々としてしまう1月、2月。カフェもパブもレストランも営業停止で、毎日ほぼ家で過ごしているけれど、社会は何故か忙しく動いているという不思議な感覚。この状況を最大限に活かすことができるのは、パン作り。日常的にパンを作っていらっしゃる方はご存知の通り、一般家庭でのパン作りは、作業時間、仕事量はあまりなく、全工程の大部分は待ち時間。大切なのは酵母たちの働きのペースに、いかに自分の生活のリズムを合わせるかということ。いろんなお仕事でバタバタしていても、基本は家にいるロックダウンライフ、実はパン作りには、なかなか良い環境。この終わらないロックダウンのお陰で、個人的に目指していたパンの一つを安定的に作ることができるようなってしまいました。パンとチーズは切っても切り離せない仲ですが、実はパンとチーズ作りの原理はそっくり!今回はパンとチーズはどのように似ているか?サラリと解説。チーズの理論を知ると、自然とパン作りに応用できるのです。