Cheese and Food Pairing

チーズとお味噌 – 日本人のイギリス生活

ウクライナ紛争/戦争勃発により、イギリスから日本はまたもや遥か遠い国に……日本への一時帰国が困難になるのは致し方無いけれど、日本食もどきの安定確保は必須課題。どんなにチーズやパンが好きでも、日本で生まれ、日本で育ち、これまでの人生の3分の2程を日本で過ごした身としては、お米、お醤油、お味噌などが全くない生活は想像し難い(詳細はこちらの記事より)。「食の確保」とは、そもそものチーズの起源でもあり、人類は食糧確保のために動物の乳の加工を始めました。日々そんなことを語ることを生業としていると、いかにしてイギリスで日本食材を確保するか?考えずにはいられなくなるものです。チーズ知識を活かしたイギリスで日本食を作るための食材確保の知恵。人類の初心に戻り、ロジカルに考えてみる。チーズから得た知識が活きてきます!

イギリスチーズ目線で見るヨークシャー、ランカシャーの旅

新型コロナウィルス、パンデミックの出口が少し見えてきたとはいえ、気楽なヨーロッパ旅行、日本帰省はまだまだ夢物語のような気がする2021年の夏。状況をポジティブに捉え、これを機に、改めてイギリス国内に目を向け、イギリス伝統チーズの原点地の一つ、ヨークシャー、ランカシャーをじっくり巡ってみました。まさに大人の修学旅行?ヨークシャー、ランカシャーといえば、チーズ原産地というだけでなく、ビクトリア時代、つまり産業革命期は特に栄えた地域。その名残はしっかりとあり、食文化も高く、景色、文化、食、期待以上に楽しめます。ということで、今回は、チーズ視線の観光案内風、旅行記。

Cheese and Bread – チーズとパン

まだまだ続く、イギリスロックダウン、学校閉鎖つき。何もなくても、日照時間の短さ、そしてお天気の悪さでイギリス国民全体が鬱々としてしまう1月、2月。カフェもパブもレストランも営業停止で、毎日ほぼ家で過ごしているけれど、社会は何故か忙しく動いているという不思議な感覚。この状況を最大限に活かすことができるのは、パン作り。日常的にパンを作っていらっしゃる方はご存知の通り、一般家庭でのパン作りは、作業時間、仕事量はあまりなく、全工程の大部分は待ち時間。大切なのは酵母たちの働きのペースに、いかに自分の生活のリズムを合わせるかということ。いろんなお仕事でバタバタしていても、基本は家にいるロックダウンライフ、実はパン作りには、なかなか良い環境。この終わらないロックダウンのお陰で、個人的に目指していたパンの一つを安定的に作ることができるようなってしまいました。パンとチーズは切っても切り離せない仲ですが、実はパンとチーズ作りの原理はそっくり!今回はパンとチーズはどのように似ているか?サラリと解説。チーズの理論を知ると、自然とパン作りに応用できるのです。

Summer Cheese Arrangement – ヒートウェーブがやってくる

8月に入り、ちょっと気温低めのイギリスですが、数日後、週末に合わせたかのように、次のヒートウェーブがやってきそうな気配。どうやら、今年の夏のヒートウェーブはプチバージョンがチラリ、チラリ。せっかくの夏日。シンプルに涼しく、美味しく、ヘルシーに!夏向けチーズアレンジ、次ページにまとめてみました。気温が下がっている今は想像しにくいですが、暑い週末になりそうです。これが最後のイングリッシュサマーかも??100%楽しみたいですね。

Dorstone and Gooseberry Elederflower Jam – 山羊乳チーズとグーズベリージャム

先日の国境を越えたオンライン Zoom イギリスチーズ会(詳細はこちら)でご紹介した、イギリス山羊乳チーズ (Dorstone)とグーズベリーエルダーフラワージャム(上の写真)。このペアリングは、昨年の秋、イギリスのチーズ専門店のスタッフの方に教えていただいたもの。グーズベリー特有の酸味とジャムの甘味。さらにはエルダーフラワーからくるハーブのニュアンスは、酸味とフレッシュ感があり、ミルク感もある山羊のチーズとともにお口の中でバランスよく溶け合い、幸せな美味しさを生み出してくれます。グーズベリー(西洋スグリ)とエルダーフラワーといえば、イギリス初夏の風物詩。山羊乳チーズシーズンがピークを迎えるタイミングで、イギリスではマーケットにグーズベリーが並び、あちらこちらでエルダーフラワーが咲き乱れています。この季節、エルダーフラワーをたっぷり使ったシロップ(コーディアル)を作り、それを使ってグーズベリーコンポートやグーズベリーエルダーフラワージャムを作るのは、昔ながらの習慣。山羊乳チーズとグーズベリーとエルダーフラワー。まさにイギリスの初夏の美味しさ。先日のチーズ会の際のお約束通り、詳細を簡単にご紹介。