イギリス秋の味覚とチーズ

イギリス田舎暮らしの特権・・・どこも野生のブラックベリーだらけ・・・市販のものに比べると小ぶりですが、味がとにかく濃い!!

ワンちゃんお散歩のついでにピッキング。

粉砂糖、レモンジュースとすりおろしたレモンの皮、ブルーベリーをちょっと混ぜ、ついでに八角も。。。
タルト型がなくても知恵を使ってこんなふうにすればオッケー!(これ、有名シェフである、オットレンギさんの知恵)
生地にはクリームチーズ練り込んであります。ブラックベリーとクリームチーズは相性が非常によろしいのです。

そして、この季節・・・スーパーもマーケットもイチジクが沢山!!ついつい大人買い・・・でも日持ちしない、美人薄明的、イチジクたちは、赤ワインのコンポートに!
これがですね・・・クリーミーなチーズたちと相性が非常によろしいのです。

ベーキングシートなどで落とし蓋をして、煮含める感じにすると綺麗な可愛い仕上がりになります。シロップは、赤ワイン、お砂糖、蜂蜜のみ

チーズも大人買いしたつもりのイチジクもすぐになくなってしまうものです。
現在、Academy of Cheese Level 1 開講中ということもあり、試食チーズが手元に多種類!
その中の一つである、Brie de Meaux (ブリ・ド・モー)。チーズの世界への扉を開くと、すぐに出会うチーズ。チーズ専門店の Paxton & Whitfield さんが提供してくださったのは、マイルドで若干、若めのもの。故エリザベス女王の国葬が終わったばかり。ロイヤルワラントでもあるため、お店も閉まっていたはずなのに、若めのものが届いた!つまり、ロンドンではブリ系チーズの回転がかなり速くなってきていることが伺えます。芳醇で濃厚、トロトロなチーズを誰もが求める季節ですね。ミルク感があり、まだそこまでウマミもなく、むしろ心地良いマッシュルーム感のある若めのブリ・ド・モーに今期のクラスでお勧めしたのは、ニュージーランド、セントラルオタゴのピノ・ノワール。王道といえば王道なんですが(ニュージーランドものはイギリスで買いやすいのです。これも間接的には故エリザベス女王II様のお陰なのかも・・・)!!クラス前夜に再確認ってことで試したのですが、この日はチーズの熟成度合いと温度とワインの開き具合などがピシャっと重なり、叫びたくなるほどの完璧なマリアージュでした。ワインとチーズ、秋の夜長にシンプルに幸せをもたらしてくれるものです。改めて、納得。手間もかからないのも魅力!水曜日の夜、検証に(勝手に)付き合ってくれた我パートナーに、「平日からまるまる1本空けるのはちょっとやめようよ・・・」という始末でした(笑)