British Cheese

世界4カ国チーズ事情

2023年12月後半から、4週間で4カ国(日本、イギリス、フランス、ポルトガル)チーズ巡り。それぞれのチーズのお国事情を観察。チーズは文化。お国変われば、チーズの立ち位置も違うものだと改めて実感。チーズ文化は本当に奥が深いものです。一言でチーズといっても、スタイルや種類が多数(ほぼ無限に!)あるだけでなく、文化によって食され方も違い、そこに各国の国民性さえも垣間見えます。

Season’s Greetings

2023年のクリスマス。この一年は、Culture & Culture にとって、さまざまな意味で大きな節目となる一年でした。クリスマス、年末、季節のご挨拶に代わり、2023年を振り返りながら、Culture & Culture のストーリー、そして今の思いと2024年の予定、計画を綴ってみました。よく聞かれます。「そもそも、なぜチーズ?」「事業内容は何??」本記事より感じていただければ幸いです。

英国産チーズ輸出拡大プログラム

2023年11月初旬、英国政府より、”New Dairy Export Programme ; 新規乳製品輸出プログラム”なるものが発表されました。つまり、英国政府の新たな貿易政策の一環。単純にいえば、乳製品の輸出拡大に力を入れるということ。当然、チーズが主要部分を占めることは想像できます。日本は世界有数のチーズ輸入国。必然的に英国産チーズ、対日輸出拡大という構想図ができ、先日、このプログラムの一環として東京で開催されたチーズインポーターの方々を対象とした「英国チーズセミナー」にて、英国産チーズの魅力を伝えるべく、オンライン登壇させていただきました。白羽の矢を立てていただき、光栄でした。打ち合わせを重ね、日本人の目から見た英国チーズの魅力についてお話させていただきました。その結果、見えた新たな事実と現実、思うところ色々綴ってみました。

チーズについて体系的に学ぶとは?

2023年秋期、Academy of Cheese Level 1 (Associate) 日本語コースも無事終了。今期は、コロナパンデミック後初めて土曜日の1日集中コースも復活。1日集中コースは、なんと3年半振り!この3年半の間での世間の風潮の変化を肌で感じました。3年半前といえば、オンライン講座というものがまだ、普及してなかった時代。コロナパンデミックでZoom や Teams などはもはや当然の世の中。初めて、ゆったりオンラインコースと1日集中コースを並行開催。講師として改めて学ばせていただいたことや、嬉しいこと多々あり。というわけでちょっと振り返り・・・前々ポスト(こちら)のチーズについて学ぶとは?からの続きのようですが、チーズについて体系的に学ぶことはこんなことなのだと改めて実感。こうして、チーズの世界の扉を開くと、終わりのない旅に出てしまうのです。

イースター(復活祭)とチーズ

本日は3月も最終日。日本は明日から新年度。2023年、イギリスもちょうど明日、4月1日よりイースター(復活祭)ホリデーシーズン。キリストの降誕を祝うものがクリスマスで、十字架に磔にされたキリストの死からの復活を祝うのがイースター。クリスマスは毎年12月25日ですが、イースターは基本、春分の日の後の最初の満月の直後の日曜日。つまり、毎年、日にちは変わります。直前の金曜日と翌日の月曜日が祝日となり、さらに学校の春休みもこれに合わせて決められるので、国全体がホリデーシーズンとなります。イギリスではクリスマスの次に大切なシーズン。そしてキリスト教徒でなくとも、春の訪れと生命の誕生を祝う嬉しい時期でもあります。やっと、やっと、暗黒期から脱出!!クリスマス同様、家族行事も集中するため、チーズ業界はクリスマスに次ぐ商戦期。クリスマスがブルースティルトンなら、イースターはどのチーズ??ちょっと考えてみました。