チーズとは??人は何を美味しいと思う?
Nipponia Blue 飯田丸
日本流のチーズ
日本チーズ
2016年4月半ばといえば、熊本大地震が起きた日。4月14日と4月16日に大きく揺れた(観測史上最大震度)ことから、なんとなく記念日も曖昧で人の記憶にも残りにくいという印象があります。この熊本地震で大損害を受けたのが日本三大名城の一つである、熊本城。熊本育ちの人間であれば、誰もが何かしらの思い入れがあり、お城の損壊振りに心を痛めたものです。
そして、この熊本城の石垣をチーズで表現しようと思い立った、熊本のチーズ職人さんの手から生み出されたのが、「Nipponia Blue 飯田丸」詳細はこちら。ご縁があり、またこのチーズストーリーの美しさにも個人的に惹かれてずっとフォローしているチーズの一つです。ストーリーそのものはこちらをご参照ください。
こちらのチーズは私たちが想像する俗に言う、ヨーロッパスタイルとは製法が全く異なるために、当然、テクスチャや味わいもヨーロッパ系チーズとは一線を課しています。時の流れとともに、少しずつ進化し続けていますが、作り手さんのブレない思いが伝わってくる、とてもユニークなチーズ。この地、環境だからこそのあるべきチーズなのかもしれませんね。そして・・・純粋に食べ物として、美味しいのです!チーズどころか、洋食そのものとも無縁になってきている、田舎のおじいちゃん、おばちゃんも喜ぶ味わい。独特の歯応え(個人的には、いつも美味しい蒲鉾を彷彿とさせる口当たりです)が、日本人に嬉しいのかなぁなんて思っていましたが、スティルトン大好き、常にチーズを常食しているイギリス人も「美味しい!」といってパクついていたことに、ちょっと嬉しい驚きもありました。独特の食感と絶妙なバランスの旨みと塩味。そしてさっぱりとしつつ、旨みが穏やかにいつまでも優しく残るような後味。
製法が特殊なので、当然、俗に言うヨーロッパ系ブルーチーズのような味わいはないのですが、逆にヨーロッパ系ブルーチーズには決して感じることができないモノを秘めています。人は何を持って美味しい!と思うのか?考えさせられますね。