#AcademyofCheese

Season’s Greetings

2023年のクリスマス。この一年は、Culture & Culture にとって、さまざまな意味で大きな節目となる一年でした。クリスマス、年末、季節のご挨拶に代わり、2023年を振り返りながら、Culture & Culture のストーリー、そして今の思いと2024年の予定、計画を綴ってみました。よく聞かれます。「そもそも、なぜチーズ?」「事業内容は何??」本記事より感じていただければ幸いです。

チーズについて体系的に学ぶとは?

2023年秋期、Academy of Cheese Level 1 (Associate) 日本語コースも無事終了。今期は、コロナパンデミック後初めて土曜日の1日集中コースも復活。1日集中コースは、なんと3年半振り!この3年半の間での世間の風潮の変化を肌で感じました。3年半前といえば、オンライン講座というものがまだ、普及してなかった時代。コロナパンデミックでZoom や Teams などはもはや当然の世の中。初めて、ゆったりオンラインコースと1日集中コースを並行開催。講師として改めて学ばせていただいたことや、嬉しいこと多々あり。というわけでちょっと振り返り・・・前々ポスト(こちら)のチーズについて学ぶとは?からの続きのようですが、チーズについて体系的に学ぶことはこんなことなのだと改めて実感。こうして、チーズの世界の扉を開くと、終わりのない旅に出てしまうのです。

イースター(復活祭)とチーズ

本日は3月も最終日。日本は明日から新年度。2023年、イギリスもちょうど明日、4月1日よりイースター(復活祭)ホリデーシーズン。キリストの降誕を祝うものがクリスマスで、十字架に磔にされたキリストの死からの復活を祝うのがイースター。クリスマスは毎年12月25日ですが、イースターは基本、春分の日の後の最初の満月の直後の日曜日。つまり、毎年、日にちは変わります。直前の金曜日と翌日の月曜日が祝日となり、さらに学校の春休みもこれに合わせて決められるので、国全体がホリデーシーズンとなります。イギリスではクリスマスの次に大切なシーズン。そしてキリスト教徒でなくとも、春の訪れと生命の誕生を祝う嬉しい時期でもあります。やっと、やっと、暗黒期から脱出!!クリスマス同様、家族行事も集中するため、チーズ業界はクリスマスに次ぐ商戦期。クリスマスがブルースティルトンなら、イースターはどのチーズ??ちょっと考えてみました。

English Strawberry & Dairy – イギリス苺と乳製品

本日は夏至。イギリス生活も長くなってくると、夏至ってとても大切な、特別な日。今日は日が最も長い日。つまり、明日から、暗黒(!!?)の冬へと向かって、日は短くなっていくのです。ロックダウンもどんどん緩和されてきた今日この頃、一番明るい6月を満喫せねば!という気持ちがいつにも増して強いような気がします。イギリスの6月といえば、通常であればウィンブルドン(コロナ禍でまさかの中止!)。ウィンブルドンといえば、イチゴ!6月はイチゴシーズンのピーク。そう、イギリスはイチゴがとても美味しいお国。イチゴに限らず、イギリスは様々なベリー系フルーツがとても豊富なお国柄。イチゴに続き、グーズベリー(スグリ)、カラント系、ラズベリー、ブラックベリー。これらがマーケットを賑わせてくれます。今回は、イチゴと乳製品について。アスパラガスシリーズに続き(お料理アイディはこちら)、イチゴとチーズ!といきたいところですが、イチゴはバターやクリーム系とは相性抜群なのですが、熟成チーズとはなかなか難しいのです。クリーム添加スタイルの熟成チーズ、ブリアサヴァランやデリスドブルゴーニュなどとイチゴ、そしてスパークリングワインの組み合わせは幸せな時間を生み出してくれますよ。昨今のイギリス産スパークリングワインの質はすでにご周知の通り。今回は、イギリス田舎で暮らす日本人とイチゴと乳製品の関係についてご紹介。6月のイギリス生活を楽しむヒントになれば嬉しいです。