Reflections of the last 3 months; the first phase of the Covid-19 Crisis

It’s Monday, the 1st of June 2020, the lockdown has been eased in the UK, some children have gone back to school, some shops are now open and we are allowed to get together up to 6 people outside keeping “social distancing”. In Japan, things seem to have immediately resumed, they can go to bars or restaurants staying “alert”. Feeling it’s the right time to reflect our “unprecedented” 3 months, the first phase of the crisis to absorb and digest what’s been happening around us before starting to build “new” life with Covid-19.

2020年6月1日(月)。イギリスではロックダウンが緩和され、母国の日本では緊急事態宣言の解除に伴い、自由な外出のみならず、飲食店での食事もできるくらいの社会に戻っているようですね。Culture & Culture も本日より少しずつ、ゆっくり様子を見ながら、新たなスタイルで再始動予定。その前に・・・この3ヶ月のロックダウンライフをざーーっと、おさらい。嫌と言うほど耳にした”unprecedented time” – 「史上、前例のない生活」の最初の3ヶ月の記録としても。

Notice at the overground Station on 6 March
3月6日(金)、翌日に控えていた、Academy of Cheese のクラス開講に備え、教室となる場所を消毒すべく、ロンドンに向かう際、駅構内には至るところにこのポスターが貼られていました。
Friday, 13 March – As a counter measure against the Crisis, we started issuing weekly “Cheese Letter” – Thank you all for the lovely messages!!
ロックダウンライフに備え、3月13日の金曜日より、チーズレターを発行。
今週金曜日、12号が最終号となります。皆さんからの暖かいメッセージの数々、
ありがとうございました。また、すべてにお返事できておらず、ごめんなさい!!
奇しくも(?)アルチザンチーズ業界ではこの13日の金曜日がターニングポイントとなりました。
政府より、まずは国民に、レストラン、パブ、バーなどに行くのを避けるよう「要請」。
Sat. 14 March, last dining out at a restaurant in central London, we recall some people are still having a lovely time over nice meal, being aware something not good was coming to us.
3月14日(土)。ロンドン中心地の某日本食レストラン。予約はそのままにしておいたのですが、行くか行かないか迷った挙げ句、特別なお祝いを兼ねていたので、行きました。まだ政府からは「要請」レベル。
おいしかったです。世の中は何か良からぬ方向へ向かっているとは重々承知しながらも、まだまだお客様が結構いて、それが逆にほっとした記憶があります。
Sunday, 15 March at Tesco. Since then, haven’t been back here, so don’t know what’s it’s like now.
3月15日(日)缶詰の棚が空っぽ。この日は生鮮食品はまだまだたっぷり。
人がパニック状態になっている??この光景もすでに遠い遠い過去の出来事のよう。この日以来、まだ一度もスーパーに行かずに過ごしています。春、夏は地元のファームショップがオープンしているため、ファームショップとたまにネットショッピング、もちろんチーズは常に常備。それで十分こと足ります。今は個人経営の商店をサポートしたいという気持ちもあり・・・
22 March, Cheese British Cheese Specialist Shop, at Jericho Cheese Company. Felt the safest place for food shopping. Genuinely felt, we will be Ok in terms of food supply so long as you eat cheese in the UK. Supermarket’s empty shelves whilst cheese specialist shops full of good cheese and some other daily necessity. Time to start questioning about our conventional habit?
とりあえず、イギリスで食糧を確保したいならチーズでしょ!という思考で、地元のチーズ専門店へ駆け込みました。普段であれば、イベント、セミナーのチーズの検証、確認、さらには使いきれなかったサンプルチーズなどを持ち合わせているのですが、近い将来イベントやセミナーがない・・・気付けば、久しぶりにチーズセラーが空っぽ!!チーズ専門店で、一般消費者としてのお買い物は久しぶり。チーズ専門店が一番、安全な場所だと思ったのでした。
この時の詳細はこちら
24 Mar 2020, Academy of Cheese First Webinar – The beginning of a new learning style?
数ヶ月前から企画されていた、Academy of Cheese の集まりは、簡略化されたオンラインベース。
新時代の幕開け?それとも、とりあえずの対処法なのか?
Late March to early April, some artisan cheese makers started delivering their cheese by themselve or quickly setting up “e-commerce” thriving to “move” their cheeses. One of local cheeses for us is “Rollright”. We got a bit emotional as we ironically visited the maker with the Japanese importer at the end of February (see here), only a few weeks earlier than this post, to discuss the plan to export “some” Rollright to Japan. Artisanal cheese maker’s circumstances literally changed over night. We ate lots of Rollright in April!
チーズメーカーさん自らが、自分のチーズを販売し始める動きが出始めたのが、3月末。
ソフト系のチーズは特に、保存が効かないため、レストラン業界向けに生産し、熟成中だったチーズは破棄するか、コストベースで売ってしまうか?の選択に迫られる状況に。イギリスでも高級モダンチーズとして知られるロールライトの作り手さんは、自らデリバリーをしながら、コストベースで販売。その恩恵にはあやからせていただきましたが、数週間前の2月末に、日本への輸出の話をすべく、工房訪問をしていただけに余計に複雑な気分でした。作り手のデイビッドは、工房所在の村の通りチーズデリバリーのためにほぼ全部回ったとか。保存のきくハード系チーズの開発をすでにやっていたことで、ある程度の生産調整はつくものの、まだまだ、厳しい状況は続いているようです。
Almost impossible, never-ending home schooling!
Parents are not teachers, children know it too well!!
ホームスクーリング。働きながら??そんなの無理です!
日本人の私がイギリス人でもある息子に英語を教えようとしたところで、
バカにされるのがオチ。日本人得意な算数で、お母さんの名誉をなんとかキープ。
コロナのお陰で、なぜかお母さん、算数得意な人扱い。
DIY Everything!!
コロナのお陰で、長女はホームバーバーとなりました。
どうせ人に会わない子どもたち、もはや、
なんでもありな状態・・・
Lots of children kept baking having plenty of time to spare; flour and dry yeast disappeared from the market.
ご多分に漏れず、我が家の長女も日々、ベイキング。日々、持て余す時間をどう埋めていくのか・・・小麦粉が無ければ、ゼリーやムースに走る。暇すぎて、積極的に食事も作ってくれるようになったのは、本当に大助かり。でも、やはりコロナ太りは気になるところ・・・
Zoom presentation introducing the beauties of British cheeses at Save the NHS Charity Event for UK Japanese community. Very very touched to have received lots of messages telling us they started buying more British cheeses from specialist cheese shops.
光栄にも、在英日本人コミュニティーの皆さんによる、Save the NHSチャリティーイベントに参加させていただきました。後日、いろんな方々から、色々な暖かいメッセージをいただきとても
うれしかったです。偶然にもかのジェイミー・オリバーが “Save British Cheese” と叫び始め、チーズ業界が一丸となり、バーチャルチーズフェス、”British Cheese Weekender”を開催している週末だったこともあり、皆さんがイギリスチーズに関心を持ってくださったこと、そして何よりも、主催者、運営の方々の素晴らしい頑張りで、NHSへ約£3,500の寄付を送ることができ、とてもうれしかったです。ご賛同、ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。
Beginning of new normal; Zoom tasting? Introduced the wonderfulness of Cheese & Sake pairing for St Jude Cheese promotion event of local independent deli; No. 2 Pound Street.
これが、コロナ禍がもたらした新しい動きになるのか?Zoom チーズテイスティングで、これまた新しいアイディアとして「チーズと日本酒」のペアリングの提案をさせていただきました。さすが獺祭ですね。日本酒が初めての方々にとても喜んでもらえました。よかったぁ。

Our Japanese herbs started germinating at the end of March, we can now harvest them to enjoy. We are now enjoying the summery smell of roses. Almost 3 months… Is it the end of the beginning or the beginning of the end? At any rate, we start the endeavour of our new life.

ロックダウンライフが始まった3月末、ちょうど発芽し始めた、三つ葉や紫蘇は収穫できるようになりました。ロックダウンのお陰で、丁寧に育てることができ、いつになく豊作(?)満開だった桜が終わり、藤が咲き、藤が終わり、薔薇が咲き乱れています。ロックダウンだからこそ、季節の移り変わりを楽しみ、小さな幸せをたくさん見つけたような。始まりの終わりなのか、終わりの始まりなのかは、誰にもわかりませんが、6月1日を節目に、前を見ながら新しい世界へ出てみたいと思います。