材料
- 薄力粉 (175g)
- バター(80g) – 冷蔵庫でしっかりと冷やしたものをキューブ上にカット
- 塩、黒胡椒(適宜)
- 新鮮なアスパラガス約350g(細めのものはそのまま。極太なものは固めにした茹で)
- 伝統的なモンゴメリーチェダーなどのクロスバンドチェダー (荒く削りおろすか、細かく砕いておく)(80g 〜 100g)
- スプリングオニオン(日本では小葱や分葱)を3-5本お好みの量で小口切り
- フィリング卵液(卵2個とダブルクリーム300ml 、塩、胡椒を混ぜたもの。フラン、タルト、キッシュの基本液となるものです)
- ナツメグ(適宜)
薄力粉をふるいにかけ、指でバターを薄力粉にすり込むように混ぜ合わせる。
バターをよく冷やしておくとやりやすい。
これを全体がサラサラに、均一になるまで続ける(動画)
サラサラに均一になったら、冷水を大さじ1杯つづ加えながら、手でこねるようにまとめる。大さじ2〜3杯でまとまる。冷水の代わりに溶き卵でまとめると、仕上がりがビスケットのようなサクサク感になるだけでなく、全体の卵風味も強くなる。
冷水、または溶き卵を少しずつ加えながら、手でこねてひとまとめにする。ここで少し、捏ねて粘りを出す(動画)
生地がまとまったら、少し平たく潰し(後でローリングピンで伸ばしやすくなる)、ラップに包み、冷蔵庫で最低1時間休ませる
小麦粉を軽く振った台でフラン生地を伸ばし、薄くバターを塗ったパイ型に敷き、はみ出している部分は切り取る。生地の上にベーキングシートを敷き、ベーキングビーンズで満たし、220度のオーブンで約10〜15分焼く(フランやタルトなど、まずは生地だけを焼く。いわゆるブラインドベーキングと言われるものです)
ブラインドベーキング後の状態。ベーキングビーンズを持ち合わせていない場合はひよこ豆などの乾燥豆で代用
フランの具を、アスパラガス、スプリングオニオン、チーズの順に詰め、卵液を注ぐ。最後にナツメグ、塩、こしょうを適宜ふる。200°に熱したオーブンで30〜35分ほど焼く。チーズのこげ具合など、お好みで。オーブンから出した後はクーリングラックの上に30分ほど置き、粗熱をとりながら、フランの具を落ち着かせる
冷えても美味しい、作り置きもできる、おもてなしにも便利なフラン。イギリス暮らしの中で、ぜひぜひマスターしたいですね。重厚で深い味わいのクロスバンドチェダーさえあれば、お味はそれだけで美味しく仕上がります。イギリス特産、サイダー(りんごの発砲酒)とも最高ですよ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。クロスバンドチェダーとは何か?いわゆるスーパーで見かけるブロック型、真空パックのチーズとの違いは何か?良いチーズとは?チーズと飲み物のペアリング理論の基礎などを学ぶのが、Academy of Cheese Level 1クラス。コース詳細、お問い合わせはこちらより。